合気道研心会の会員の皆様にお聞きした「合気道体験談」です。
金先生に聞きました
静かな立居振舞いの中にも、しっかりとした芯があるそんな印象を受ける金先生です。さて、先生は日本伝統文化である、茶道に心得があるそうだとか、成程合点がいきました。
まえがき
狭山台道場といえば、色とりどりの華やかで可憐な花々。訪れた人々の心を和ませてくれる、道場開き以来ずっとたえる事のない、貴代先生のもてなしの心がここにある。
質問と答え
- 合気道をはじめられたのは、お幾つの時ですか？
- ２７才のときです。
- きっかけは何だったのですか？
- 当時空手を習っており、その参考になればという、本当に軽い気持ちでした。その頃は、月に２～３回も練習したかどうか、まったくいいかげんな生徒でした。スミマセン・・・・。
- 人生の一つの選択として、ライフワーク＝合気道の金指導員ですが、合気道の魅力とは何でしょう？
- 日本の伝統文化として、様々な体験ができるところが、他の武術、格技よりすぐれていると思います。
- 合気道合宿（小林道場主催の岩井海岸合宿等）の楽しい、思い出深いエピソードはありますか？
- １４．１５年前は、懇親会のときに、各道場自己紹介というのがありました。しかし、酒も多少入っているため、仲間内の話でもりあがり、立ち上がって話をする人の話を聞いている人はほとんどいません。
その時、今は亡き渡辺先生（勝兄い）の「コラァ、人の話はしっかり聞け」の一喝が入ります。一瞬にして、場の雰囲気が変わりました。今はなつかしい思い出です。渡辺先生については、改めて機会があれば話させていただきます。 - 子供達を指導していて、「楽しい、嬉しい」と思う点、などはございますでしょうか？
- やはり、何といっても、いろいろ様々な人々との出会いと、付き合いができるということです。これにつきます。
- 逆に「つらかったな、なんとも難しかった」などはございますでしょうか？
- 子供クラスの生徒が、５・６年、中学になる時点で、やめていく場合が多いのですが、現在の学校事情があるのでしょうが、本当にもったいないと思います。合気道は生涯武道です。いずれまた、道場に戻ってきてほしいと心から思います。
- ご趣味はございますか？
- 茶道。ペーパーティチャーですが、一応指導 員の免状を持っています。高校二年のときに読んだ、吉川英治の「宮本武蔵」に強烈な影響を受けました。現在、合気道や茶道をやっているのも、吉川英治ワー ルドにあこがれて、だと思います。実際の人生は武蔵ではなく、本位田又八のような人生を歩んでいますが。
- お好きな作家、歌手、俳優、女優さん等はいらっしゃいますか？
- 高倉健。大学時代、健さん、藤純子、鶴田浩二のいわゆる「任侠やくざ映画」を見まくりました。小林先生（小林道場・道場長）は高倉健に合気道の個人指導をしたことがあるそうです。
- お好きなTV番組はありますか？
- はぐれ刑事純情派（藤田まこと主演）再放送も含めて、その時間帯に部屋にいれば、たいてい見ています。
- 金先生の今後の、展望・夢をお聞かせねがいますか？
- 神奈川県の、県央、県西地区にしっかりと合気道の足場を築いていきたいと思います。子供クラスから、中学・高校と続けて、将来指導員になりたいというような子供が出てくればと思っています。
- 最後に、金先生にとって、合気道とは何ですか？
- むずかしい質問で答えられません。ただ、やはり出会いが大切です。合気道との出会い、先生、先輩との出会い、会員さんたちとの出会い、それが財産だと思っています。