合気道研心会の会員の皆様にお聞きした「合気道体験談」です。
幸田さんに聞きました
審査を受験なさった時の感想を交えつつ、合気道体験を語っていただきました。
審査感想 審査合格まで
私が合気道を始めて約5年、今年2005年3月にようやく念願の初段に合格することが出来ました。これも指導をして頂いた畑山先生をはじめ多くの先生方、練習につきあって頂いた多くの会員の皆さんのおかげです。どうもありがとうございました。
思えば、私が合気道を始めたのは22歳のときで社会人になってすぐのときでした。大学時代、私は少林寺拳法部に所属していました。部に入ったきっか けは、そんなに運動神経がよくなかった私は、少林寺拳法が力の弱い者が強い者を制すという理屈があるということにあこがれがあったからです。チームワーク である団体競技が苦手だったということもあったかもしれませんが(笑)
私の大学には合気道部というものはありませんでしたが、少林寺拳法と近い理屈をもつ合気道にはとても興味がありました。他大に練習に行った際、たまたまやっていた合気道部の練習をとても興味深く見たことを覚えています。
実際、部の先生とか自分の身のまわりの人は合気道に関心をもたれている人が多かったです。そういうこともあり、社会人になってからすぐに本川越道場に入 会させて頂きました。まだ、合気道のことがよくわかっていない私が言うのも何ですが、直線的な動きの少林寺拳法に対し、より柔軟性をもとめる合気道の動き には、今でもそうですがに苦労しました。なので体の硬い私は怪我もしました。
練習のやり方によって強弱の違いがはっきり出る合気道は今でも苦労しています。ただ、うまくいかないことがあっても練習だけはこつこつ続けました。
その中でこうして続けることが出来たのも、道場内の雰囲気が私が所属する本川越道場のみならずとてもよかったということです。一般的に武道というと 硬いイメージがあると思いますが、少林寺拳法をやっていたときも練習中には笑顔は出せなかったです。しかし、当初のイメージとは違いこの研心会では多くの 交流があり、とても楽しく合気道ができました。
そうしたこともあり、去年の7月に初段の昇段試験を受けるまでになりました。このときまでに昇級試験を一度も落ちることがなくきた私ですが、昇段試 験を前にして「まわりで落ちた人を聞いたことがないし、どうせ初段くらい受かるだろう」というあまえが内心あったと思います。結果、不合格。実力が足らな かったということもありますが、審査の先生方はそういう気持ちの部分も見逃さなかったと思います。落ちたときはショックでしたが、すぐに気持ちを切り替え て3月に控えている昇段試験目指して頑張りました。絶対受かるという気持ちで練習しました。型にも今まで以上にごだわりました。そしてそれ以上に研心会の 多くの方々にご協力頂きました。
そして、今年3月に前回の失敗を踏まえての受験で合格するということが出来ました。前回が失敗していたこともあってとてもうれしかったです。
今回、失敗の中から学んだものはとても大きかったと思います。そしてそれは合気道だけじゃなく他のことにも言えることだと思います。これからも失敗 を糧にできるよう頑張っていきたいです。最後になりましたが今回の初段合格にあたって研心会の多くの方々にご協力頂いたこと、本当にどうもありがとうござ いました。